令和で思い出したイントネーションの話
2019年4月1日に新しい元号「令和」が決定しました。
そこで気になったのがイントネーション。
仕事の合間に見た会見映像では「れ(↑)いわ」というイントネーションが多かったように感じました。
質問記者によってはイントネーションや発音にブレがあったと思いますが、誰もが言い慣れていない言葉なので仕方ないことでしょう。
ただ個人的には「れ(→)い(→)わ(→)」という感じで私が普段言っている「昭和」と同じイントネーションの方がしっくりくる気がするな~と思っていました。
まあ使用頻度の高そうな言葉なので数日もすれば正しいイントネーションも分かるだろうと思っていたところでこんな記事を発見。
内閣府的には「発音の仕方は自由」との事です。
自由?
その言葉でほろ苦い記憶がよみがえってきました。
「コメリ」イントネーション事件
皆さんは「コメリ」というホームセンターはご存じでしょうか?
公式ページを見てみたら全国展開しているお店なので知っている方も多いでしょう。
10年以上前くらいだったと思いますが、私はこの「コメリ」を「コ(↑)メ(↓)リ(↓)」と発音していました。
ところがある日、誰かが「コ(→)メ(→)リ(やや↑)」と発音しているのを聞いてしまいました。
私は基本的に大雑把でテキトーなのに妙な細かいところが気になる性格ですので、このことでモヤモヤした気持ちになりました。
その人のイントネーションが正しいのか? 自分のが正しいのか?
こういったイントネーション問題の難しいところは知り合いに確認してもその人も間違っている可能性もあることです。
悶々とした私は文明の利器「インターネット」での確認を行いました。
それによると「コメリ本社では特に決められていない」との事でした。
「決められてないってなんだよ!」
というのが率直な気持ちでした。
ですが誰かに「お前の『コメリ』の発音おかしくない?」って言われても「公式には決められてなくて自由らしいよ」という返しができるな~という考えに至りました。
無駄な心の防弾チョッキを身につけた私は安心してそれ以上「コメリ」のイントネーションの事を調べませんでした。
今まで通りに「コ(↑)メ(↓)リ(↓)」と言ってもいいという安心感に心が軽くなったことを覚えています。
しかし、それからしばらくしてから訪れたコメリの店内で衝撃の事実を知りました。
店内放送「本日も『コ(→)メ(→)リ(やや↑)』にご来店いただきまして誠にありがとうございます。(以下略)」
完全にはしごを外された感覚に陥りました。
防弾チョッキをショップに買いに行ったのに会計後にナイフでズタズタにされて渡されたような被害妄想が脳裏をよぎりました。
自宅に戻った私はコメリのCM動画を確認。そこでも「コ(→)メ(→)リ(やや↑)」というイントネーションでした。
再燃したモヤモヤは「あの時の安堵感はなんだったのか!」という勝手な怒りも相まって盛大にくすぶりました。
ですが一呼吸おいて考え直せば怒ることが間違いであるのは明白です。
コメリの会社内で「正しいイントネーションは決まってない」ということになっていても、発音してはいけない言葉じゃあるまいし会社内や公式に近い立場の人達が発音しないわけはありません。
その公式に近い人達のイントネーションが私と違っていた。ただそれだけなのです。
「恥をかかせやがって!(実際にはなにもかいてない)」と思うのはお門違いもいいところです。
次に思ったのが「公式では『コ(→)メ(→)リ(やや↑)』と言っています」という情報も発信してくれれば私のような頭の弱い勝手に怒る奴への予防線になったのにな~という考えです。
ここからはあくまでも私の想像なのですが、もしかするとコメリの会社内でも様々なイントネーションで発音されている可能性もあるのではないでしょうか。
それにコメリは全国展開している大きな会社です。様々な取引先の会社や関係者、もちろんお客さんもいます。「コメリ」という発音よりも先に文字に触れる人もいるでしょう。現に私もそうです。
そういった人達がCMや放送などの公式で発信したイントネーションとは違う発音をしたとしても「間違いではありませんよ」という意味で「決まっていません」としたのかもしれません。
優しさ、配慮の結果だったのではないでしょうか。
その考えももちろん理解できます。ですが心を鬼にして「公式のイントネーション」を決めておけば、私のような勝手に脳内で振り回される人がいなくなるのも事実です。
パソコン関係のメーカーで「ASUS」という会社があります。この社名の読み方が「アスース」なのか「エイスース」なのか、はたまた「エイサス」なのか初見の方は迷うのではないでしょうか?
そんな混乱を避けるためにASUSは公式で「アスース」と読みますと発信しています。
していたのですが……
ソースを提示するためにWikipediaを見てみたら、なんと現在は「エイスース」になっているとの事!
結構最近どや顔で「アスースって読むんですよ」って誰かに言ったばかりなのに!!
ちくしょーーー!!!
……話が盛大にそれてしまって申し訳ありません。
このASUSのように公式できちんと決めるのも無駄な混乱を避けるための方法の一つではないでしょうか。
そして途中で変えたならデザイン性などを多少犠牲にしてもふりがなを振ってもらえると助かるんですけどね~ASUS(エイスース)さん!!
いまさら公式ページや価格.comなどの商品名を見るとふりがな振ってましたね、私が気がつかなかっただけですね、すみませんASUS(エイスース)さん。
まあ、そんなわけで「配慮の仕方」や「日本語」って難しいよね~って事を「令和の発音の仕方は自由」という政府発表で思い出したというお話でした。
年号も変わり、時代も変わり、アスースだと思っていたものがエイスースに変わり、色々なものが変わっていくのですね。